こちらは、日本のスポーツに関連する問題を出題したクイズ大会「国民体育出題大会」の情報を提供するウェブページです。本大会・夏季大会ともに終了しました。
1. 暦年と回次
- 暦年は西暦に統一する。
- 回次(第○回)については、題意として特に必要な場合に限り使用する。
2. 大会名
- 原則として正式名称を使用する。末尾に「~大会」という語がある大会名については、「大会」の部分のみを省略する場合がある
- 以下は、特に省略した大会名を使用する例
- 箱根駅伝:東京箱根間往復大学駅伝競走
- 日本ダービー:東京優駿
- オークス:優駿牝馬
- 日本選手権、世界選手権:競技名(○○)を用いて「○○の△△選手権」とする
- 上記以外の、特定の放送媒体のみが使用する大会名は、正式名称または上記の名称とする
- 例:「世界水泳」→ 水泳の世界選手権
- 例:「ニューイヤー駅伝」→ 全日本実業団対抗駅伝競走大会
3. 国民体育大会
- 開催都道府県の定義:夏季大会・秋季大会を開催した都道府県を、その年の開催都道府県とする。冬季大会のみを別に開催した都道府県については、その年の開催都道府県とは扱わない。
4. オリンピック・パラリンピック
- 文章の前半で「オリンピック」「パラリンピック」という語が出てくる問題では、そのあと特定の大会(開催地=○○)を示すときは「○○大会」とする。
- 冬季大会は、題意として特に冬季に限定する必要がない限り「冬季」はつけない
- オリンピック/パラリンピックが複数回開催された開催地を示すときは、必ず「△△年の○○オリンピック(大会)」のように開催地の前に西暦年をつける
- 該当都市(オリンピック):アテネ(1896年、2004年)、パリ(1900年、1924年)、ロンドン(1908年、1948年、2012年)、東京(1964年、2020年)、サンモリッツ(1928年、1948年)、レークプラシッド(1932年、1980年)、インスブルック(1964年、1976年)
- 該当都市(パラリンピック):上記のうち東京とインスブルック
- 注:2022年の冬季大会(開催予定地:北京)は今回の出題対象外であるため、2008年の夏季大会は単に「北京オリンピック」とする。
- 中止となった大会については、その前に「中止となった」をつける
- オリンピック以外の国際的な複合競技大会についてもこれに準ずる
- 例:アジア競技大会、ユニバーシアード、ユースオリンピック
5. 競技別の留意点
5.1 プロ野球
- 日本野球機構が統括するプロ野球競技は「日本プロ野球(にほん・ぷろやきゅう)」とする。
- いわゆる独立リーグはそのリーグの名称を使用するが、命名権に係わる部分は省略する場合がある。
- アメリカ合衆国を中心に行われるメジャーリーグベースボールについては「メジャーリーグ」とする
5.2 サッカー
- Jリーグ:日本プロサッカーリーグ(公益社団法人)が主催する、日本プロサッカーリーグ(大会名)の全体を指す。
- J1リーグ:2014年以前のJリーグ ディビジョン1、および2015年以降のJ1リーグをまとめた名称。ただし、1998年以前の一部制のじきについては「Jリーグ」とする。
- J2リーグ:2014年以前のJリーグ ディビジョン2、および2015年以降のJ2リーグをまとめた名称
- ワールドカップ:日本語の正式名称「FIFAワールドカップ」を使用し、女子・世代別・クラブの各ワールドカップは、FIFAのあとにそれぞれの語をつける。特定の大会を示す場合は、その前に西暦年をつける。
- 日本以外の国のプロサッカーリーグについては、特に断らない限り最上位リーグ(いわゆるディビジョン1相当)を指す
5.3 大相撲
- 四股名を用いる問題では、四股名を「姓+名」に分けたときの「名」の部分は原則として省略する。
- 代数表記のある横綱(梅ヶ谷、西ノ海、若乃花幹士)に限り台数を付す。ただし、横綱以外で同名の力士がいる可能性を踏まえて「横綱△代○○○」とする。
- 「名」の部分が異なるため代数表記がない同「姓」の横綱(不知火、大錦、若乃花勝)については、必ず姓名を通して読み上げる。
- それ以外に問題文で特定が必要な場合、「名」の部分が異なり区別がつく場合(例:貴ノ花利彰と貴乃花光司)は姓名を通して読み上げ、「名」の部分まで同じ場合(例:小錦八十吉)は最高位または別の説明文を付す。
- 本場所の名称については、日本相撲協会の公式名称である「○月場所」とする。一方、暦年は上述に従って(協会公式ではない)西暦年を使用する。よって全体では、例えば「2017年三月場所」となる。
6. その他の語法
6.1 人名およびその呼称
- 人名は、上記の力士や、各種競技での登録名・リングネームを除き、国籍を問わず原則としてフルネームで読み上げる。ただし、外国籍の人物のミドルネームは省略する場合がある。
- 人名を指す言葉の使い分けは以下のとおり
- 選手:スポーツ選手に対して一般的に使用
- 力士:大相撲の力士の経験がある人物。ただし文脈によって「人物」を使う場合がある。アマチュア相撲のみの経験の場合は「選手」
- 指導者:主な実績が監督・(ヘッド)コーチ
- 人物:選手・指導者として以外の実績や知名度が顕著
- 上記の言葉の使用は、1つの問題では原則として1度のみとする。問題文の前半で使用した場合、後半では極力「~なのは誰でしょう?」などの形とする。
- 人名を問う問題の結びは必ず「誰でしょう?」とする。王族・皇族・神仏を当問題であっても「どなたでしょう?」とはしない。
- ヒト以外の動物(主に競走馬)を問う問題では「何でしょう?」とする。
6.2 チーム名およびその呼称
- 日本国内の愛称を持つプロ・社会人のチームは、原則としてその愛称を読み上げる。
- 例:中日ドラゴンズ(NPB)、清水エスパルス(J1リーグ)、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(Bリーグ)、オール三菱ライオンズ(Xリーグ)
- 学生チームは、特定の愛称を持つチームであってもその愛称は読み上げない。ただし、大学公式の部活動ではないクラブチームについては愛称を読み上げる。
- 例:京都大学ギャングスターズ(アメリカンフットボール)→京都大学
- 国を代表するチーム(いわゆるナショナルチーム)は、国名のみとする
- 海外のチームは、都市名を含み他に区別するチームがない場合は都市名のみとすることがある。
- 例:ASローマ(Associazione Sportiva Rome) → ローマ
7. その他
- 「活躍する(した)」「知られる(知られた)」「顕著である」といった文言は受け手による相違も想定されるため、どうしても避けられない場合を除き問題文では使用しない。「活動する(した)」「~とされる(された)」などの文言に置き換える。
- 「主将」「投手」「王座」など、他の同音異義語(首相、党首)との混同のおそれのある言葉や、外来語・和製英語と同時に使われることが多い言葉については、外来語・和製英語に置き換える。この例ではそれぞれ「キャプテン」「ピッチャー」「チャンピオン」となる。
- 「競技」と「種目」の使い分けについては、オリンピックの区分に準ずる
- 競技:陸上、野球、体操、プロレス、登山、など、大枠でのスポーツの種類
- 種目:性別・年齢別、距離別、重量別(階級)、ルール別(人数・競技方法)など、競技の中での細かい区分